俺の回りは敵だらけ

永遠のライバル 雑草抜き

これは家を持つ人の宿命と言っても過言ではない

うちの場合3時間かけて雑草抜いて 綺麗になったと思っても 

3日経てば ちょろっと芽が生え

  その芽を睨み付ける

1週間経てばみるみる増え

  舌打ちが始まる  ちっ!

一月経てば 文句がでる

    くそっ! 草っ!


  それ以降 元通りになり
 
  絶滅したらエエのにと思う



こんなことを年に3度
懲りずにコリン星のゆ~こりんみたいに20年間も戦っている

カラスも俺が必死で雑草抜きをしている姿を見て 暴言をはく
「あほ~」と‥

俺の背中にその言葉が突き刺さった
俺は痛さと怒りで武者震いが起こった

俺も我慢の限界 鋭い矢を放った
「なに見とんねん!」と‥

殺気を感じたのかカラスは「あほ~」と言いながら飛び立っていった

視線を下に戻すと隣のおっさんと目があった  一瞬 二人は-273度の世界にいるように固まった  時をも凍らせるから凄い

軽く会釈して隣のおっさんはトトロのように家の中に入って行った

小さな芽が生えたら♪ 秘密の暗号
森へのパスポート♪ 素敵な冒険
今はじまる♪  となりのトトロ
♪ トトロ ♪トトロ トトロ♪


つづく‥



つづき

そりゃ20年間も同じ作戦で戦ってきたわけではない さまざまなアイデア商品のアイテムを駆使したさ

鍬で雑草と土ごと引っ掻いたり だが根っこからとらないとすぐ生えてくる
しかも土も一緒についてくるから
ゴミが重すぎる

土を入れ換えたこともあるわさ 
コーナンで大量に土を購入して重たいしんどい思いしてな!
しばらく効果はあったが 新たな問題
それはのら猫の存在だった
この砂はのら猫の たまちゃん(仮名)が
う⚪ち をするには最高のロケーションだったのだ  これはだいぶ臭い
う⚪ちの度掬い上げ 臭いを薄めるため水を巻いた  ある時俺が休みのとき部屋から外を覗いた すると
たまちゃんがたまたま 
う⚪ちをしている最中ではないか! 俺はすかさず
ゆっくりと カーテンと窓を顔が出るくらい開けた 俺には気づかない
普通は敏感な猫のはずだが
余程我慢していたのであろう 
全てに開放されたかのような至福の表情をしていた

俺は思い切り息を吸って 
「なにさらしとんのじゃあ!」と言おうとした が俺は一旦冷静になった

「ふっ 猫に我々の言葉なんてわかるわけがない」と‥

俺は貯めていた空気を静かに吐き出した そう ふぅっとね


俺はスーパーサイヤジン のように髪の毛を逆立て ゲゲゲの鬼太郎猫娘のように目ん玉を細~く変化させ
もう一度 魔神ブウみたいに大きく息を吸い込んだ  準備は整った 

 俺は今までのうっぷんも含め

     猫語で 叫んだ


   「しゃああぁぁぁぁぁ!」


びっくりしたのであろう 何処かに
消えた 勝った 勝利したのだ

俺は思う これが本来の意味だろう

      ネコババ



俺は この砂作戦も廃止した何故なら効果はなかったからだ

俺はついに薬品に手を出したのだ
出来ることなら使いたくなかった 

何故ならちと高いからだ だがしぶしぶ   
 除草剤 生えてコナーズ(仮称)

を購入 

もちろん母ちゃんの承諾を得てからだそうでもしないと二次災害が起こるからだ(黙って買うと口撃される)

    3分で散布した‥


結論を言おう ま~~ったく効果ありませんでした

俺は最終手段に出た それは
人工芝だ 本物のように見える
人工芝だ それを張るまえに 防草シートを張り巡らせた そしてその上から人工芝をひいた
 
するとなんてことでしょう 雑草が激減したのだ  


芝を張ってないところは依然雑草を抜かなくてはならない 前回の草引きに
少し気がついたことがある
うちの場合 四種類の雑草がある

それが入り交じってるわけではない
それぞれの種類の雑草がかたまって
生息している

ただの偶然やろとおもう  

今回も同様雑草を抜いて見たがやはり同じだった

これは土の問題なのだろう とおもったが   土の種類は同じだ


日光のせい?  あり得るかもしれない

日光のせいでなかったとする

何故 同じ種類の雑草が生えるのか


人も同じコミュニティが存在するのか?


仮説を立てた

始め四種類の雑草の根が混在する
だが一つの種類だけ多くの根が存在した 多勢に無勢で多い方がその領地を獲得する 他の根っ子はそいつらに栄養をすいとる あるいは強い種類の雑草がいるかもしれない
その強い種を特定し
いや特定しなくてもいい

その雑草に遺伝子を組み換えることができれば  根っ子だけしか生えないように‥

そして遺伝子を組み換えた雑草と土を混ぜた奴を販売する もう雑草は生えることができない

今簡単に遺伝子を組み換える?DIY バイオがあるらしい

それが成功したら億万長者間違いない ノーベル賞もんや!

甘えた声で「ママ~ バイオキット買っていい~?」


嫁「あかん!」

「‥‥‥‥‥‥‥。」


雑草退治するよりもまずこの鬼嫁をなんとかせねば‥‥。